樹齢500年を超える「古典桜」が7本ある白鷹町。
地域の歴史や自然、人々の営み、文化を紙芝居にして次の世代に伝えていこうと、昨年、白鷹中学校の生徒たちが、この桜を題材に紙芝居を作りました。
古典桜のひとつ、薬師桜(樹齢1,200年)を長年大切に管理して来た金田聖夫さんにインタビューし、「何を」「誰に」伝えたいか、ストーリー、キャラクター、構成づくりに何回も集まって話し合いをしました。


4月のインタビューから始まったワークショップは、夏休みに入る頃には、下描き、着色に進み、美しいピンクに着色した地元の「深山和紙」を桜の花びら型に切り抜いて張り付けたり、1枚の絵の中で場面が移り変わる様子を入れ込んだり、などとても面白く新しい紙芝居が出来上がりました。


この春、中学校を卒業して新しいステージに進んだ生徒たちは、いつもの年と少し違った気持ちで満開の桜を見ているかもしれません。
紙芝居「桜と守り人」は、白鷹町蚕桑地区コミュニティセンターに置いてあります。
読み聞かせなどへのご使用や、読んでみたいという方は、コミュニティセンター、または当フォーラムまでお問い合わせください。


今年の薬師桜(4月26日撮影)
そして、この作品が絵本になりました。
4月30日まで釜の越ザクラで開催中の「桜まつり」会場でご覧いただけます。

白鷹町の桜は今が見頃です。どうぞお出かけください。

釜の越ザクラ。こちらは樹齢800年

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