山形県から新潟県に広がり、雄大で美しい稜線を見せてくれている朝日連峰。朝日町は朝日連峰朝日岳と、豊かな清流に包まれた、自然を身近に感じられる町です。
その山麓にある「ハチ蜜の森キャンドル」では、ミツバチの養蜂家が収穫したハチミツの副産物であるミツバチの巣だけを使って、キャンドルを作っています。

今は深い雪に包まれている町に春がやって来て、花がたくさん咲く季節になると、ミツバチ達は巣箱の中の枠の外側や隙間にもどんどん新しい巣を作ります。働き者のミツバチ達がはみ出して作ってしまった巣や、保存のために作った「蜜ぶた」など、養蜂の際に採れてしまうものを収穫・精製した「蜜ろう」を使い、花粉のもたらしてくれた本来の黄色やオレンジ色を損なわないようにしてキャンドルが作られます。
また、蜜ろうは唯一の「食ろう」でもあり、カヌレ等の食品に使用されている他、化粧品や医療品、ワックス類等、私たちの生活に欠かせない多方面の材料にも使用されています。
―ハチ蜜の森キャンドルパンフレットより一部抜粋
豊かな自然を守り育てること、ミツバチ達を通して私たちが知ることのできる環境のこと、蜜ろうの魅力を伝えるため、工房での体験教室やミツバチ観察、森探検、灯りのワークショップ等、全国各地での活動も行っているそうです。

事務局Aは、数年前から蜜ろうハンドクリームにお世話になっています。夏場でも乾燥肌で指先が割れて痛いのですが、ハンドクリームとして使用する他、リップクリームとしても愛用しています。また、趣味で作っているひょうたんの灯りづくりにも、大切に使わせていただいています。
先日、JR山形駅に隣接するエスパル山形で、ワークショップが開かれていました。お邪魔した時には、子ども達がお湯で温めた蜜ろうを使って、粘土のように好きな形を作っていました。可愛いクマや松ぼっくり等、素敵な作品が出来上がっていました。

おせんべいみたいで美味しそうです


よ~く見るとおひげまで描いてあります。可愛い
また、ハンドクリーム作りでは、オリーブオイルの他、エゴマやココナツのオイルを配合して、優しい香りのクリームを作っていました。

一見するとチーズのようですね。採蜜ができるトチやキハダ等の花粉の色がそのまま現れています。


蜜ろうで作ったキャンドルは、油煙が出ず、点灯時間も長いそうです。暖かな灯りは、一度見たら忘れることができません。ミツバチや蝶が気持ちよさそうに舞い飛ぶ春の日差しの温かさが、心の中にふんわりと灯ると思います。

「ハチ蜜の森キャンドル」については下記ホームページをご覧ください。
http://mitsurou.com
〒990-1573 山形県西村山郡朝日町立木825-3
TEL/FAX 0237-67-3260
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