夜の霞城公園、最上義光像の下に集まる赤いTシャツの人たち…。
「パトラン」という活動をご存知ですか。NPO法人改革プロジェクト(福岡県宗像市)が提唱する、パトロールとランニングを組み合わせた防犯活動です。全国に1千人が趣旨に賛同し活動しているそうですが、今年7月、東北初のチーム認定を受けたのが「パトラン山形」です。

スポGOMI大会に参加した方なら、赤いTシャツのチームに見覚えがあるかもしれません。県内各地の大会にも協力いただいているパトラン山形がどのような活動をしているのか、同行させていただきました。
この日は初参加のメンバーがいるとのことで、自己紹介からスタート。その後、ルートリーダーから当日のルート説明がありました。

パトランの防犯活動の特徴は、通行人に挨拶しながら走ること。声をかけることで、犯罪防止につなげています。
「こんばんは!」と声をかけるとほとんどの皆さんが挨拶を返してくださいます。

この日は、公園を出て、山形駅周辺をパトランしながら歴史ある第二公園を目指しました。体力に自信がない事務局Aは、自転車で皆さんの後をついて行ったのですが、少し離れてチームの皆さんを見ていて気付いたことがありました。
それは、全員が赤いTシャツを見につけることで、チームの存在そのものが防犯の役目を果たす素晴らしい活動であることです。


昼夜問わずですが、町の中にはふと人気がない場所が存在します。パトラン山形が定期的に活動をすることで、町の人たちの安心感と犯罪を起こしにくい環境を生むのです。
挨拶された後、通行人の方は必ずと言っていいほど振り返っていました。 この日は、走りながらゴミも拾ってみようと、メンバーの皆さんゴミ袋を片手にパトラン。「やっぱりこのあたりはタバコがあるね」など会話を交わしながら、交差点で止まっている時もゴミを探してくださいました。

途中の第二公園では、置かれている蒸気機関車についてちょっと勉強タイムも。参加することでメンバーの皆さんも地域を知ることにつながっているのですね。


ルート終了後は必ずハイタッチ!皆さん素敵な笑顔
活動終了後は、一人ひとりがきちんと振り返りを行い、今後の活動に活かしています。

今回は後ろからついて行かせていただいたのですが、終わった後は何とも言えない爽快感があります。自分の健康にも、地域のことにも気持ちのいい活動、ジョギングから始まったスポGOMIにも通じるところがあると感じました。

健康やストレス解消のためにウォーキングやジョギングをしている方も多いと思います。地域を明るくするパトラン山形の活動に興味のある方は、ぜひ問合せてみてください。
facebook「パトラン山形チーム」や
http://patorun.com/yamagataで検索できます。
赤いビタミンカラーのパトラン山形を見かけたら、皆さんも声をかけてくださいね。
合言葉は「レッツ、パトラン!」

