美しいやまがたクリーンアップ・キャンペーン

◆ 美しい山形、最上川、そして地球を未来に引き継ぐために

 河川や海岸など、水辺に散乱するゴミは、単に景観を損ねるだけではありません。
  現在、これらのゴミの大半はプラスチック系のもので占められるようになっています。 プラスチックは簡単には分解しません。長い時間をかけて漂流するうちに細かく砕け、海洋汚染や生態系に悪影響を及ぼす重大な地球(海洋)環境問題となっています。
   美しい山形・最上川フォーラムでは、美しい山形、そして最上川をはじめとした県内河川や海岸を未来に引き継ぐために、このクリーンアップキャンペーンを通じて、

  1. どこに、どんなゴミが、どれくらいあるのかを知ることから始め、
  2. 何が原因となっているのかをみんなで考え、
  3. ゴミを減らし、捨てさせない意識改革と社会の仕組みづくりに結び付けていきたいと考えます。

 

◆ いつでも、どこでも、誰でも、気軽に参加できるクリーンアップ活動

水辺で行う清掃活動において、散乱ゴミの実態をデータカード(調査記録用紙)に記入し、美しい山形・最上川フォーラムに提出していただくだけです。
個人やグループ、学校、職場、地域団体にいたるまで、3人以上集まれば「いつでも、どこでも、誰でも、気軽に」できる活動です。 
具体的な方法は、3人ぐらいで一組になって、1人が記録係となり、他の人は拾ったゴミの種類と数を記録係に伝えながら、ゴミ袋に回収していきます。記録係の人は、回収されたゴミの種類と数を記入していきます。

 クリーンナップキャンペーン

≪注意事項≫

重いものは無理して運ばない。
鋭利なものに気をつける。
中身の分からない容器は開けない。
見通しの悪い場所や足元が不安定な場所には近づかない。
必ず手袋をするか、ゴミバサミを使う。
サンダル履きはだめ。
帽子や飲み物を準備しておく。 

 

◇調査データの活用

 キャンペーン期間は毎年、原則として9月~10月です。参加者から集められた調査結果は、クリーンアップ全国事務局を通じて、全国レベル、国際レベルの研究データとしても活用されます。

クリーンナップキャンペーン


美しいやまがたクリーンアップ・キャンペーン

全国水辺のごみ調査「水辺のごみ見っけ!」2022年調査結果

 全国水辺のごみ調査「水辺のごみ見っけ!」2022年の調査結果がまとまりました。 この調査は、「美しいやまがたクリーンアップキャンペーン」と共に皆様から拾ってもらったゴミのデータ収集にご協力をいただき、全国川ごみネットワークへデータを提供しているものです。  

 

 2022年は、726件の報告をいただき、合計で、28,842本の飲料ペットボトル、5,312枚のレジ袋、4,830個のカップ型飲料容器が数えられました。

〇河川管理者の調査加わる

今回は、全国の一級河川を管理する国土交通省の河川管理者の調査結果(109地点)も加わり、40都道府県内の水辺での調査へと広がりました。

 

〇レジ袋の減少が続く

調査件数、調査距離の増加傾向に比べ、レジ袋は、減少傾向がみられました。

 

〇人目につかない場所、捨てやすい環境などが問題に。。。 調査とともに記載いただいたコメントで、それぞれの地域で、様々な課題が挙げられました。なかでも、人目につかないところで捨てやすい環境を問題とするコメントも多くありました。 河川管理者からは、投棄されやすい場所を把握され、看板などで注意喚起しても、目立った効果がないといったコメントも多数ありました。

 

詳しくは⇒ https://kawagomi.jp/2023/03/22mikke_kekka/